奄美大島の名物と言えば
奄美大島の名物と言えば、酒好きなら真っ先に「黒糖焼酎」と答えるでしょう。
女性の皆さんでしたら、あっさりしていながらお腹いっぱいになる「鶏飯」や「島豆腐」なんかが浮かぶかもしれません。
また南の島ということで、南国フルーツを思い浮かべる方も多いかもしれません。
ちなみに奄美大島は、パッションフルーツの生産量が日本一なのです。
その為かパッションフルーツはキロ単位で店先に並んでいます。
旅行者にはちょっと手が出し辛いかも・・・(^▽^;)
他にもマンゴーも生産していますしドラゴンフルーツもあります。
こちらは今回の旅では美味しくいただくことができました。
奄美大島名物?迷物?発見
魚みそ
今回の奄美大島の旅では、地元の珍しい食材を自分で調理をして食べるという目的が有ったので、市街地名瀬にある「HUB」というウィークリーマンションに宿泊しました。
歩いて行ける範囲には小型のスーパーマーケットが数件あり不自由はないのですが、念のため街道沿いの大型スーパーでも買い物をしておきました。
そんな中で何度も目を引いたのが肉みそならぬ「魚みそ」でした。
肉みそは今や全国各地のお土産屋さんや道の駅でお目にかかる有名なご飯のお供ですが、魚みそって・・・
肉みそは多少の違いはあるものの、大体が豚肉に香味野菜と脂と味噌を和わせたねっとり感がある茶色の瓶詰めって印象です。
でも、この魚みそのビジュアルって…
おから?
絶対ねっとりはしていないというのは伝わります。
しかもこの色って・・・味噌なの?
何だかわからないけどここで尻込みしていたら、ご当地食材ハンター?の名が廃るということで、半額シールの付いたやつを購入(;^ω^)
黒糖焼酎のおつまみとして頂いてみることに。
見た目通りぽそぽそした食感。
魚はカツオかな?
かなり堅め。
噛んでるうちにじんわりカツオのいい味が広がってきます。
ウェッティーなふりかけって感じかな。
感想としては、これは美味い!って訳ではないけどご飯のお供としては有りかなって感じでした。
後で調べたところ、奄美の味噌はソテツの実(有毒)を毒抜きして作ったこの辺の島独特の物らしいです。
なるほど、山を見るとソテツは沢山自生していました。
ソテツは奄美の南国感を演出するだけでなく、食料としても役に立っていたんですね。
ソテツ味噌はなり味噌と呼ばれ、そのまま食べるなめ味噌の一種みたいです。
良く考えたらこの島で味噌汁って食べてないんですよね。
確かにこの味噌で味噌汁が作れるとは思いません。
なるほどなぁと島の食文化を勉強させられる逸品でした。
参考
スライム⁉これぞ奄美迷物ひっきゃげ
ひっきゃげって聞いて皆さんは何を想像するでしょうか?
正直私は何も想像できませんでした。
地方のスーパーを散策していると変な名前の食べ物はありますが、大抵はその地方の方言での呼び名が変わっているだけで「あぁ、あれのことね。」と納得できるものが多いのですが、この「ひっきゃげ」だけは理解ができませんでした。
ひっきゃげは名前が難解なだけではなくビジュアルもこんな感じなんです。
我々の世代には子供の時に大流行したスライム(ちょっと使い込んだ)にしか見えません。
私の出身である千葉県には外房の方ですが、海藻を煮詰めて固めたその名もずばり「かいそう」という食べ物があるんです。
そんな感じなのか?と原材料を見てみると「いも・もち・砂糖」とあるじゃないですか。
いも・もち・砂糖?つまり甘いってことか。
お菓子的なものなのかな?
ええい!ここはご当地食材ハンターとしては挑戦しないわけにはいかない!でも半額じゃない!でも行くぞ~!
はい、食べましたよ・・・
箸で持った感じは粗目のスライムですよ。
口の中でまとわりつきます。
味は薄ボンヤリ甘いです。
何となく薩摩芋の風味がします。
ギブアップ・・・
私、甘いものは好きなんですが、外郎や素甘といった薄ボンヤリ系の甘さが苦手なんです。
そうでない方は間違いなく美味しくいただけると思います。
調べてみるとひっきゃげは鹿児島県で良く食べられる「からいもんねったぼ」という食べ物で蒸した薩摩芋と餅をつぶして砂糖を加えた物みたいです。
ひっきゃげは奄美地方の呼び名ということでした。
残念ながら私にはひっきゃげはだねでした・・・申し訳ないm(_ _)m
参考
最後に
奄美大島には歴史を感じさせる名物がいろいろあります。
皆さんもリゾートホテルも良いんですが、良かったらスーパーマーケットを探検して地元に根付いた未知なる食材にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。